新潟拉麺協同組合 令和2年度 理事長あいさつ

 この度、令和2年4月1日付で新潟拉麺協同組合の代表理事の任を務めさせていただくことになりました。昨年に引き続き二期目となりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 2020年は、年明け早々から新型コロナウイルスの蔓延と感染拡大防止に伴う政府の要請から、イベントの自粛要請・外出自粛要請があり、見通しの立たない渦中においては当組合としても早速事業計画の見直しを迫られているところです。私たち飲食店だけでなく広くサービス業に携わる方々が売り上げの低迷にかつて味わったことのない苦境に立たされていると重く実感していますが、このような時だからこそ組合内外にとらわれず互いに関わる方々の助力となるべく皆で一念発起する必要があると重く受け止めており、そのためのリーダーとして組織を力強く牽引する使命感を持ち一所懸命に発奮する強い覚悟で今年度事業を刷新し各委員会単位で力強く進めていく所存でおります。

 

 まず、組合の安全を担保するため会議の場を早速オンライン会議にシフトしました。これにより今後も組合の歩みを止めることなく、今後も変わりなく、いや一層活発に協議を進めていきます。

 そしてより大きな組織力を持つため、またチームとしての相互協力の拡大、地域のラーメンブランド向上を図るために趣旨に賛同し参画していただける組合員の拡大を進め、同時に店主・経営者たるに相応しい人間教育の機会を設け、共に学び人間力を高めることで組合の基盤強化と価値を高めます。

 

 また日々の業務に追われながら助成、給付の情報は更新が早く、調べることも負担となりつつあります。健全な営業に集中していただきながら、後になって本来もらうべき支援を見落とすことのないよう、組合内に情報の共有と相談の窓口を設置することで、安心して日常業務に集中していただけるよう貢献します。

 

 そしてコロナ渦においては飲食業のルールが全く変わってしまいました。その中で生き残りを模索するにはいち早く最適な策を見出す必要があり、そのためには多くの試行を行う必要があります。そこで各店舗様のテイクアウト、デリバリーをはじめとする様々な取り組みをリアルタイムに共有することで、自分のお店に合った最適解とスピード感のあるブラッシュアップに貢献し、お互いに経営を助力します。

 

 現在専門家の間でも意見が分かれており、現段階において新型コロナウイルス終息の目途は見いだせていません。しかしながら収束した折には速やかにイベント事業主催及び参加出店など、メンバー一丸となって催しを実行に移せるよう準備を整えます。

 

 組合の情報発信につきましては今まで以上に注力します。昨年よりウェブページを作成し、会報を発行しました。引き続き情報を拡充し、対外から見た組合活動をより透明性を持たせることでご同業のかたのみならず、広く一般の方からも認知・理解を広げることにより、広報事業効果を各事業と有機的に連動させ会員拡大、事業拡大につなげます。

 

 結びになりますが、悲観するならば私たち飲食店は、皮切りから過去に類を見ない苦境に立たされる年となってしまいました。しかしただ悲観するばかりではありません。事の本質を穿ってみれば本来であれば先10年かけてゆっくりと来る変化が、たまたまたったこの数か月で起こってしまっただけの事とも言えます。今回このピンチがあるからこそこの新潟拉麺協同組合の存在意義を強く感じることができています。これから先を力強く見据え今こそ組合員・協賛会員の皆様と生き延びる知恵を出し合い相互扶助の上、これからも持続可能な新たな最適解を模索し、信念をもって実行するならば、輝ける明るい未来に皆でたどり着くことができると信じています。

 

 この変化は私たちにとっても力強く変化・成長するための絶好の機会であり学びの機会です。同時に皆が真剣に向き合わなければ常に最悪のシナリオと隣り合わせの生き残りのかかった場でもあります。今を乗り切るために前向きな指針を示し、ラーメン業界を活性化する旗振り役としても今回いただいた担いを全うする覚悟でおります。

 

 皆様におかれましても是非これまで以上にラーメン愛を前面に押し出していただき、厚い、いや”熱い”ご指導、ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。

新潟拉麺共同組合理事長 中野達也